東北関東大地震(5)   

14日月曜日4時半起床。テレビ、新聞で地震と津波の被害状況を確認。福島の原子力発電所が大きな被害を受けている。計画停電のこともあり電気の回復が一番心配だ。と思うと同時に自分が今出来ることを確実に早く行おうと思った。今日は全体朝礼を行い復旧対策について、全員の意思統一を行う。

 

時半に出社、8時から全員社員の朝礼を行った。最初に東北関東大地震で亡くなられた人に対して、1分間の黙祷を行った。そして今回の大地震災害からの迅速な復旧と生産再開を図るため、災害復旧対策本部を設置し、その場所を現場事務所にすると説明し、全員の協力を要請した。総括と渉外を担当する本部長は私、副本部長の専務はチーム編成及び作業進捗管理、隊長の総務部長は応援チーム生活環境手配フォロー、副隊長は総務部主任、作業進捗フォローの隊長は製造部長、副隊長は生産技術部長を配置した。その他に応援チームを案内する玄関受付、伝令を行う係りをそれぞれに配置した。

 

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                       『災害復旧対策本部』

 

復旧を迅速に行う為の基本方針は製造課・保全課・生産技術課チーム、応援チーム、機械メーカーチームで機械の水平出しを行い、試削り後の品質確認、連続運転が出来て完全復旧とした。現場事務所に設置した災害復旧対策本部の壁に工場全体のレイアウト図、K1~K10工場の詳細レイアウト図に機械の型式をつけて、外部の応援チームの人達が一目で分かるようにした。詳細レイアウト図に水平出しを着手した機械は水色の○印を、水平出しOKは水色の○印の周りに紺色を塗り、試削り・品質確認終了し立ち上げ完了は機械全体に緑色を塗ることにした。異常が発生した機械には黄色の○印をつけて区別し作業の進捗を見えるようにした。報告の都度、作業進捗表に記入し漏れのないようにした。一般作業者は後片付けと清掃を行い、水平出しを完了した機械の試削りを行うこととした。

 

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        『応援に来た重機(復旧対策本部前の駐車場)』

 

KYBチームは相模工場から2名、相模の重量運搬の中村運送6名、同じく岐阜の 興亜組7名が加わり総勢15名、クールテックチームが4名、それぞれ本部で登録していただいた後、レイアウト図を渡して作業を開始した。チーム数は当社の3チームと合わせて7チーム、28名であった。まもなくしてコマツチームが大阪工場の人を中心に小山工場から到着した。前日下見に来た福本さんを中心に星野さん、真田さん、山田さん、中村さん、森島さん、佐藤さん、皆川さん、重量据付の三徳さん、 電気の大晃さん総勢18名の応援チームだった。

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                  『応援に来た重機(正面の駐車場)』

 

 

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