朝礼訓話

2009年11月度朝礼

おはようございます。9月の月次決算が黒字になりました。単月度としては12ヶ月ぶりになります。全員一丸となって、世界同時不況に立ち向かった結果だと思います。改めてお礼申し上げます。お客様の在庫調整が終わり、需要数と生産数がほぼ同じになってきた結果、受注高は最盛期の半分まで回復してきました。まだ収益力は弱く正確な管理を行わないと、赤字に陥る可能性があります。中国の需要がダントツに回復してきました。インドは最盛期まであと一歩まで、インドネシアに回復の傾向が見られるようになりました。しかしアメリカの回復が弱く半年ほどずれ込んで、来年半ばと予想されます。ヨーロッパは来年後半、国内の回復は先がまだ見えません。従って受注が不安定のため、収益力の回復は弱く、不安定な状態が続くと思われますので、精度の高い管理を行い、収益力を確実なものにしなければなりません。

 

先月3週続けてマイナス在庫がゼロになりました。生産管理のコンピュータシステムで確実に仕事を行い効率の良い経営体質に変えていくため、つまり中小企業から中堅企業に経営の体質を変えるため、昨年の10月に生産管理改革プロジェクトを立ち上げ、一年掛かってマイナス在庫をゼロにすることが出来たことは、全員で目標に向かって一歩一歩前に進んでいけば、「必ず目標を達成することが出来る」と云うことを証明したわけです。

 

先週、技術・技能の伝承と技能レベル向上を目的に技能競技会のキックオフを行いました。6名の選手が登録され、来年の7月に社内競技会を行い上位2名がときわ会のNC旋盤技能競技大会に選手として出場します。上位入賞するに越したことはありませんが、目的ではありません。計画的に学科と実技の訓練を行うことで選手の成長を促し、技能の向上を継続的に行うことが目的です。中小企業から中堅企業に脱皮するためには、管理技術と固有技術の両輪が同じように力を発揮しないと会社はまっすぐに進むことが出来ません。

 

日本VE協会のVEリーダーの資格を取るために2名がエントリーされ、既に勉強に入っています。資格を取る勉強の過程で、物事の考え方が変わり仕事に生かされると思います。

 

最後に、24日に5S・TPM改善活動の発表会が行われます。前回の問題点を明確にして、発表されることを望みます。

2009年9月度朝礼

マイナス2,975個と激増しています。いつも言っていることですが、急ぎだからという理由で伝票なしで安易に作業する習慣が、マイナス在庫がゼロにならない原因の大半です。必ず現品には伝票を付けて作業してください。マイナス在庫ゼロを達成して、システムの信頼性を高めるためには、ルールを守りきることです。ルールを守らない人がいると全体が迷惑し、システムで仕事が出来なくなり、作業効率がはなはだ低下します。ルールを守らない人は守れない理由を明確にしてください。理由が明確になれば問題を解決することが出来ます。問題を解決することが出来れば、システムで仕事が出来るようになります

 

今月30日にTPM小集団活動の改善発表会が行われます。約2年間5Sを中心に活動してきました。5SはTPM活動の土台です。土台が出来上がってきたので、TPM活動に移行することが出来ました。TPMは、製造企業が持続的に利益を確保できる体質づくりをねらいとして、人材育成や作業改善・設備改善を継続的に実施していく体制と仕組みを作るためのマネジメントの方法です。

 

我々のTPM活動は6つの分科会に22のチーム、6人の分科会長と22人のチームリーダーが活動の中心を担っていきます。6つの分科会とは品質保全・個別改善・自主保全・5S・JTPM・計画保全です。分科会長の方針に基づいて22のチームはエリア設定・活動計画・経過報告書・改善事例シート・提案提出状況書を作成し、これらの計画の下に活動します。そして3ヶ月に1回改善発表を行い、優秀チームには表彰します。

 

このような活動を通じてお客様が安心して発注できる会社、お客様の手を煩わせない会社、お客様に報告・連絡・相談を行える会社、納期遅れのない会社、お客様から信頼される会社、品質に対する信頼性の高い会社を作っていきたい。つまり「他社よりも優れた品質・コスト・納期で適格にお客様に対応できる信頼性の高い会社」を作ることが、我々が目指す会社作りです。

 

皆で一緒に頑張りましょう。

2009年度6月度朝礼

先週末のマイナス在庫件数は13件、個数は-1287個となりました。急ぎだからという理由で伝票無しで、安易に作業する習慣がマイナス在庫ゼロにならない原因の大半です。必ず現品には伝票を付けて作業してください。マイナス在庫ゼロを達成して、システムの信頼性を高めるためには、ルールを守りきることです。ルールを守らない人がいると全体が迷惑し、システムで仕事が出来なくなり、作業効率がはなはだ低下します。ルールを守らない人は守れない理由を明確にしてください。理由が明確になれば問題を解決することが出来ます。問題を解決することが出来れば、システムで仕事が出来るようになります。我々が目指している仕事のやり方を変えることが出来ます。

 

今月から5S小集団活動をTPM活動に移行させます。5S活動はTPM活動を行うための土台作りです。その土台が出来ましたので,TPM活動に移行することが出来るわけです。従って5S活動が不十分な部署は「すぐやる・必ずやる・出来るまでやる」の精神で活動してください。土台が不十分ですと出来上がった家は傾いたり、最悪は倒れてしまいます。TPM活動で会社の仕組みを作るのも同じことです。

 

TPMとは「全員参加の生産保全・全員参加の生産経営」の略称です。TPMの目的は、製造会社が持続的に利益が確保できる体質づくりを狙いとするマネジメントの方法です。全員が参加し重複させた小集団活動により、「災害ゼロ・不良ゼロ・故障ゼロ」など、あらゆるロスを未然に防止する仕組みを現場で現物を見て構築していくことです。ロスには1.故障ロス2.段取り・調整ロス・3.消耗品交換ロス4.立ち上がりロス5.チョコ停・空転ロス6.速度低下ロス7.不良・手直しロス の7つの大きなロスがあります。これらのロスをゼロにするため、推進組織を制定しました。推進本部長は社長、副推進本部長は工場長、事務局は佐々木工場長付そして6人の部会長で構成された委員会が、月に1度推進状況チェックをしていきます。8本柱の専門部会と改善対象の内容別に22のチームを編成し、部会毎の進捗状況のフォローは、推進事務局と各部会長が毎週1回行います。最初に現状の状況を把握し、ベンチマークを求め、TPM活動の達成すべき目標を明確にし、活動計画を策定します。このTPM活動を成功させることが協立の体質を強化し、「中小企業から中堅企業」へ脱皮するための活動と強く信じています。

現在厳しい状況が続いていますが、TPM活動を通して強い体質の会社を作っていきましょう。

2009年5月度朝礼

   2月のマイナス在庫は、47件1,068個、4月末には9件144個と改善されています。マイナス在庫ゼロを達成して、システムの信頼性を高め、システムで仕事が出来るようにしていきたい。

 年初に予測した景気の底は1~3月でしたが、直近の情報では3ヶ月ずれて6月まで続くものと予測されます。7月頃には在庫調整が終わり、10月には需要と同じくらい作業量が発注されるものと予想されます。その量は2008年上期の50%~60%、2009年の2~4月の2倍と予想しています。中国の景気刺激策で販売が伸びていますが、米国の回復がないと長続きしない。米国は2010年1月頃動きが出てくると予想しています。 売上が期待できない状況ですから、徹底した出銭の抑制を図っていかなければならない。①更なる工具費の削減。最適な切削条件を見つけ、最適な工具を選択すれば削減できる。②切削油の削減。床にこぼれていることは油を捨てているのと同じです。③消耗品の節約。④電気の節約。蛍光灯・コンプレッサー・機械の電源の入れっぱなし。

 10月からの生産回復に向けて我々が出来る改善を進め、生産性を飛躍的に工場させる。その施策として①古い設備を休止して新鋭機に移管して加工する。②組立時間の短縮や直行率の改善。③段取り時間の短縮。④夜間の無人運転が出来るように改善。⑤設備の予防保全。これらの改善をスピードを上げて実行し、やり残しがない様にしましょう。5S・TPM活動で徹底的なムダ取りを行いましょう。そして皆さん個人のスキルを向上させ、仕組み作りを行い、システムで仕事が出来るようにしましょう。

 この変化の激しい時代を生き抜いていくために、過去にとらわれていてはいけません。今の時代を生き抜くために、今なすべきことを実行していくことが肝要です。ダーウィンの進化論に「世の中で生き残っていくのは最も強い者でもなく、最も賢い者でもない。変化に対応できる者だけが生き残ることが出来る」とあります。この言葉を肝に入れ、会社の体質改善を進めましょう。

ご利用にあたって

新しく成人に仲間入りされた4人の方に改めてお祝い申し上げます。成人になりますと権利と同時に社会に対して義務と責任が求められます。頑張ってください。

お客様賀司交歓会の状況を説明します。各社長の年頭の挨拶は大変厳しい経済状況で、在庫調整が終わる4月ごろから回復するが、生産量は半分位の見通しであるとのことでした。
このような状況では入るお金が限られていますから、出るお金を少なくするしか方法がありません。その方法を皆で考え、皆で知恵を集めて実施することが大事なことです。しかし経費削減の考え方だけでは効果は限定的になると思います。

今こそ忙しいときに出来なかった改善を実施し、来るべき回復時に生産性の高い筋肉質の会社に変革しなければなりません。
具体例として、古い設備を停止させても最新の設備をフル稼働にし、生産性を飛躍的に向上させる等のことが考えられます。
品質の問題を起こさない。社内で発生させた不良品の原因を探し出し、対策をたて実施する。社内の不良率を飛躍的に少なくすれば、お客様クレームがなくなり、信頼を勝ち取ることが出来ます。
皆でこの世界同時不況を乗り切って行きましょう。

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