東海道五十三次旅日記(13)

東海道五十三次旅日記

今朝電話で旅館に確認した時、バスで行くことを告げたら、旅館の女将さんらしき人が「藤枝市役所岡部支所で下車したら、郵便局が見える。その先のピンク色のペットショップの隣です」と教えてくれた。しかし郵便局が見えない。様子が違うと感じたので、ナビで「藤枝市役所岡部支所」のバス停を検索したら、15分くらいなので、傘をさして歩いていくことにした。しばらくすると郵便局が見えた。ピンク色のペットショップも見えた。隣が目的の旅館なので、安心した。しかし旅館の名前が違う。「きくや旅館」の看板が掛けてあった。ネットで調べても岡部宿近辺にホテル・旅館がないので、ガイド本にある岡部観光案内所に電話して、聞いたのが「つくや旅館」。目の前にあるのは「きくや旅館」でした。一般の家の玄関みたいなので、ブザーを鳴らした。女将さんがでて来た。電話に出た人の声だ。予約した名前を言って確認できた時はほっとした。案内所の方に聞いたとき「きくや旅館」を「つくや旅館」と聞き間違していた。出発の時から疑問に思っていたことがようやくとけた。ネットで探しても「つくや旅館」はヒットしなかった。チェックインをして案内されたのが7.5畳二間の畳部屋でした。旅装を解いて早速風呂に入った。家庭風呂の2倍くらいの大きさがあり、足を十分に延ばすことが出来た。翌日の道順の確認を行い準備が終わった。6時が夕食の時間だ。食事は部屋に順次運んでくれた。バランスのとれた料理で、大変美味しかった。ビジネスホテルだとフロントの人との会話がない。ここでは宿泊客は私一人、食事の給仕をしている短い時間ではあるが、話が弾んだ。女将さんは私と同い年、昔は30件近くの旅館が有ったが、今では自分のところだけになってしまったと屈託のない笑顔で話されたのが印象的だった。もう年なので辞めようかと思っているが、時々東海道旧道のツアーの予約が入るので、続けていると云っていた。ご主人は公務員でだいぶ前に定年退職され、週23日は会社の手伝いをしているとのこと、子供たちは成人して家庭を持ち、家を出て他所で独立しているとのことでした。東海道五十三次をスタートして毎日40㎞歩くと、太もも、ふくらはぎ、足裏が悲鳴をあげている。寝る前にいつものストレッチを行うが、畳部屋でやり易い。右足踵の右側面にマメができた。大きいバンドエイドで痛みを和らげる処置を施し、9時に就寝。

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