東海道五十三次旅日記(23)

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11日目5/5水曜日桑名宿     
午前3時に起床して4時に出発した。まだ空は薄暗い。四日市宿、石薬師宿、庄野宿、亀山宿のおよそ39kmの予定で、所要時間8時間とした。亀山市の天気は午後から雨の予報なので、ホテルは「アパホテル三重亀山」に12時に到着するように、昨夜から入念に準備を行った。歩き始めて2時間40分で四日市に入った。ここ四日市宿は三滝川にかかる三滝橋を渡った辺りから始まる。伊勢へ向かう参宮街道の追分を控えていたため、旅人の往来は多かったと云う。しかし今は宿場の面影はほとんど残ってなく、時折古い商家を見かける程度である。日永神社を通り過ぎ、日永一里塚跡の少し先に日永の追分の道標があった。日永の追分は三重県四日市市にある東海道と伊勢街道の分岐点だ。雨の回避を優先したが、予想よりも早く雨が降り出し、8時頃から小雨がぱらつき始めた。間もなく石薬師宿に入った。石薬師宿は名刹、石薬師寺の門前町で四日市と亀山の宿間が長すぎるため新設されたと云う。このころから傘をさして歩いていたが、10時過ぎには1時間当たり5㎜超の雨が降ってきた。雨具に切り替えようと着替えの場所を探したが、なかなか見つからない。歩道橋の下で雨宿りが出来るところがあり、ゴルフ用の雨具に上下着替えて歩き始めた。傘をささないで歩くと歩き易い。石薬師宿は石薬師寺の門前町を通り過ぎ、庄野宿に入る。
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この庄野宿は歌川広重の東海道五十三次の傑作「庄野の白雨」の舞台だそうだ。亀山には予定の12時に着きそうだ。亀山宿は町を見下ろす亀山城跡があり、おもむきのある町並みが続く。12時半にホテル近くのファミレスで昼食を取り、チェックインにはまだ早いと思い、時間調整を行い130分にホテルに行き、チェックインを行うため、フロントに行った。しかしチェックインは3時からだと言われ、早く部屋に入れるように交渉したが、断られた。事情を話して足がくたびれているので、再交渉したが、だめだった。仕方なくロビーのソファーで休んで、3時になるまで待つことにした。すると20分位してからフロントの女性が1時間1,000円の割増料金を支払えば、部屋に入れますと云われ、結局1時間10分の割り増しで、2,000円を支払ったが、約8時間超雨の中を歩いて、疲れていたので2,000円と休みたいとの価値を考えたら、早く休みたい方が優先する。「もっと先に言ってよ」と、思わず口から出そうになった。ようやく部屋に入り、足のケアーを行い、体を温めて2時間ほど横になった。6時近くのファミレスで夕食を取り、コンビニで翌日の朝食おにぎり、サンドイッチ、野菜ジュースと水とスポーツドリンクをそれぞれ1本購入した。部屋に戻り翌日の道順と天気予報を確認した。明日は亀山宿まで43㎞所用時間約10時間、最後の難関鈴鹿峠を越えなくてはならない長距離だ。頑張るぞ。9時に就寝。

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