WBC日本優勝!

 今日は朝から東京にある銀行に訪問予定なので、日本対韓国の決勝をビデオに録画し、日本が優勝することを願いつつ家を出ました。

 午前中は本社に行き、その後近くにあるメインバンクに行き、午後からは渋谷にある政府系金融機関を訪問しました。打合せ終了後、近くにある喫茶店に入り、同行した部長と打合せ内容を確認し、今後の方針を議論していました。注文をとりにきたウェイトレスにWBCの結果を聞いたところ、「残念ながら韓国が負けているのですよ」と言われ、何で日本人なのに韓国を応援するのかと、何気なく部長に聞いたら、「アクセントが少し違うから韓国の人ではないですか。」先入観とは怖いものです。この喫茶店には数年前からアポイントの時間調整の為、コーヒーを頼み一言二言は話していたのに、全然気がつきませんでした。胸に日本名の名札を付けていたので、すっかり日本人であると思い込んでいました。少しアクセントが違うから、どこの地方の出身者かなとしか思っていませんでした。そういう私も茨城県に住んで35年が過ぎ、同窓会に出席すると「高橋アクセントがおかしいぞ」と言われますので、アクセントで人のことは言えません。

 夜は実家に宿泊し、WBC決勝のゲームをテレビで見ました。私が選んだMVPは岩隈、イチロー、内山、ダルビッシュの順です。岩隈は安定感のある投球で素晴らしい内容でした。イチローは最後に一番おいしいところをもっていきました。運を持っているのだと思います。かつての長島みたいに。 内山の逆シングルでのクラブさばきは見事の一語に尽きます。あの取りにくいハーフバウンドのボールを捕球し、その反動を利用して起き上がり、二塁に送球してアウトにしました。このプレーは相手の戦意を削ぐのに十分なものでした。ダルビッシュの投球は指先に全体重をのせてボールを投げる、小気味よい投球でした。プロ野球を見なくなって十数年過ぎ、新聞のニュース欄でしか見ませんでした。今回のWBCは久々に試合が待ち遠しく思えました。それは多分、昨年来の100年に1度といわれる不況に対して、出口が見えない焦燥感。政治の混迷による閉塞感。毎日暗いニュースや底の浅い取材しか報道しないマスコミへの苛立ち。核家族化が進行した日本社会では皆で楽しむ伝統的なお祭り騒ぎに対する渇望。日本人の平均年齢は50歳を超えたといわれています。やはり若い人が安心して結婚し、子供を作り、育てられる社会にしたいと思いました。WBCを見ながらこんな事を考えていました。

前の記事へ一覧へ戻る次の記事へ

最近のエントリー

カテゴリ

月別に見る

検索


ページ先頭へ