熱田神宮から・・・

購買方針説明会の会場である熱田神宮は、その昔の戦国時代に織田信長が今川義元の本陣に奇襲攻撃を行う為、清州からわずかな供周りをつれ単騎で熱田神宮に向け馬を走らせ、家来たちが後から追いかけるように当地に参集したそうです。そして出陣前に戦勝祈願を行い、織田信長はいわゆる「桶狭間の戦い」で少数の軍勢で、圧倒的多数の今川勢を破った有名な戦いがありました。

信長の優れているところは、奇襲攻撃はこの戦いだけで、後の戦い方は外交と軍事力を増強し、大軍をもって敵を各個撃破していきます。その為、時には自分の方がまだ不利だと認識すると、相手方(武田・上杉)に対して恭順を示すがごとく、下手にでた行動をしていきます。奇襲攻撃は何度も成功しないことをよく知っていたのでしょう。しかし、自分の全人生をかけて戦う時は、過去の常識にとらわれることなく一世一代といわれる大博打を打ちました。しかもそれは一回だけです。(我々中小企業に通じる生き方ですネ。)そして、経済を発展させた楽市楽座は現代にも通じる政策だと思います。

私はいつも高速道路で料金を徴収される度に思い返すのは、450年も前に関所を廃止し、通行料を免除し、人の行き来を活発にして経済を拡大・発展させて、別な形で税を税収して国を富ませたことを思うと、高速道路の料金所が戦国時代の関所に見えて仕方がありません。ETCは非常に便利ですが、国土交通省が数百億円の予算を取り、民間に開発させ、一台数百万円のETCゲートを全国に設置して、どれだけの税金が使われるのかも公表されず、自分だけETCをつけ、人よりも早くゲードが通過出来たと喜んで、税金がどれだけ多く使われているかなど気にもしていない。経済をどのように発展させていくかを考えたときに、信長の楽市楽座の精神を学んではどうですか。つまり徹底したムダを排除し、必要な費用は別な形で税として徴収し、高速道路は無料にして関所をなくすことだと思います。

大分話がそれてしまったので、熱田神宮の紹介を頂いたパンフレットで概要を少し紹介します。

祭神の熱田大神とは、草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)を御霊代(みたましろ)として慿(よ)らせられる天照大神(あまてらすおおかみ)のことです。草薙神剣は、三種の神器の一つであり、スサノオノミコトが出雲国で、八岐大蛇(やまたのおろち)から獲られた天叢雲剣(アメノムラクモノツルギ)を天照大神に献じ、天孫降臨の際、大神が皇位継承の御璽(みしるし)としてヤタノ鏡・ヤサカニノ曲玉と共に親しく授けられた。

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第12代景行天皇は、皇子日本武尊に東夷征討を命じられ、その途中、尊は伊勢の神宮において、御夷倭姫命から天叢雲剣を授かり、駿河国で草を薙ぎ払って難を逃れられ、荒ぶる豪族を平らげてから、草薙神剣といわれる。尊は、尾張国造止興命(おとよのみこと)の子建稲種命を一軍の将として従え、無事東夷平定の後、尾張国造の館にとどまり、その娘媛命を妃とした。

やがて、神剣を娘の媛命の手元に置かれ、近江国伊吹山の賊徒討伐にむかわれ、病を得て、景行天皇43年伊勢国能褒野(のぼの)で崩せられた。娘の媛命は、草薙神剣が天璽之神宝(あまみしるしのかんだから)で、尊が常に御身近に斎かれたことを畏まれ、ここ熱田の地に神剣を奉斎せられた。これが熱田神宮の創祀である。

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